こんにちは、運営者のクスノキです
このサイトは、『ハーブを身近に感じる』をモットーに作っています
- ハーブ療法について
- 医薬品とハーブの違い
- ハーブの歴史
ハーブとは?
ハーブは、『薬草』とも邦訳され、ティーや料理、芳香剤など、様々な使い道のある植物の総称を意味します
なかでも、『人の体にもともと備わっている自然治癒力に働きかける』分野で使用されるハーブは、『薬用植物=メディカルハーブ』と呼ばれ、古代の人々の伝統的な『自然療法』として親しまれてきました
あの偉人も愛用していた?
あの世界三大美女のクレオパトラは、ハーブ愛用者として有名です
「絶世の美女」と呼ばれるクレオパトラは、バラの花びらを浮かべた湯船に入り、『若返りのハーブ(カレンデュラ)』や『美肌のハーブ(ハイビスカス)』を飲用したり、ハーブを原料とした香水を使用したりと、日々美しさを磨いていたとされています
古代エジプトの紀元前69年ほどの話なので、かなり昔からハーブが実用されていたことがわかります
ハーブは天然の薬?
人類は、古くからハーブを『薬』として使用していたようです
よくテレビ番組でも見かける、『古代からの暮らしを尊重している先住民たち』を思い出してみましょう
- この植物を煎じて飲むと元気がでる
- この動物は臭みが強いから、植物で調理する
- 動物の脂と混ぜて使うと痛みを緩和させる
これらは、彼らの経験の知恵であり、『薬』と認識されていなかったものの、理にかなった『自然療法』であったのは確かです
昔はトライ&エラーで効く薬草を見つけていたんだね!
ハーブには長い歴史がある
ハーブを使った『自然療法』は、世界中のあちこちで記録に残されています
古代エジプト時代に書かれた『パピルスの文書』には、アロエなど約700種類のハーブが記録され、植物を『湿布』などに使っていたことが記されています
紀元前400年ごろの古代ギリシアでは、『医学の祖』と呼ばれるヒポクラテスが、400種類にもおよぶハーブの処方をまとめ、薬草による治療を体系化しました
その後もハーブを用いた植物療法は医学の中心でしたが、抗生物質が作られたことをきっかけに、現代でいう『医薬品』が医学の中心へと移り変わったわけです
現在でも植物から作られる薬が大活躍しているよ
鎮痛薬のアスピリンやモルヒネは有名だね
抗がん剤にも植物が使われているんだよ
医薬品とハーブの違い
『症状を改善させる』に焦点を当ててみていくと、はっきりとした違いが見えてきます
成分が単一であり、症状をピンポイントで改善させるが、有効成分の量が多いため、副作用が心配である
成分が複数含まれており、多くの成分が改善に作用する。さらに、含有成分の量が少ないため、副作用の心配が少ない
ただし、日本での『ハーブティー』はあくまで『食品』とされているため、
- 鎮痛作用がある
- 風邪が治る
などの表現は法律で禁止されています
ハーブは日本の医薬品にも使われている
センノシド®という医薬品を聞いたことがあるでしょうか
センノシド®は便秘薬として用いられていますが、これはアフリカ原産のハーブであるセンナに含まれる有効成分(センノシド)を抽出してできた医薬品です
さらには、女性特有の生理前症候群(PMS)に適応した一般医薬品も製品化されており、日本でもハーブの効果が認可されてきつつあります
海外ではもっと多くのハーブが活躍されてるよ
ハーブに期待されること
現代の医療の進歩はかなり進んでおり、『医薬品』はほとんどの領域において目覚ましい活躍を見せています
『薬剤師』の立場である私から見ても、『薬』は進化しており、『鎮痛薬』ひとつにしても様々な選択肢がある時代です
ただし、現在の医療でも治療できないものもあります
こういった漫然とした悩みに対しては、現代の『医薬品』では解消できません
医薬品では解決することができない悩みに寄り添うことができることは、ハーブの魅力のひとつだと思います
皆さまもぜひ、ハーブを日常に取り入れ、生活を心豊かなものにしてくださいね
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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